June 23, 2012

1~2人乗り「超小型車」の普及で来年度から渋滞倍増!?

このところすっかりブログ更新が滞り気味になってしまいましたが、「官の浮世離れした発想 + 渋滞」という僕の嫌いなキーワードを見事に兼ね備えた話題が出てきたので、久しぶりの更新です(笑)

こちらの記事によると、「軽より小さい1~2人乗りの超小型車が、年度内にも公道を走る可能性が出てきた。市場性を全く無視した発想にメーカー各社は冷めた対応をしているが、国土交通省は高齢者対策や新たな自動車市場の開拓になるとして一人意欲を燃やしている」そうです。いかにも官の考えそうな発想ですね。

何の裏付けもないですが、僕の主観では、都心の渋滞の原因は、

① 純粋に交通量が多い           30%
② 極端に遅くて流れを乱すクルマ      30%
③ 合流・車線変更の下手なクルマ     20%
④ バス                       10%
⑤ その他                     10%



全員がそうだとはもちろん言いませんが、このクルマの想定ユーザー層の方は、②、③に該当する方が多いでしょうし、そしてもちろん①も増える。これが渋滞悪化につながらないはずがないです…。

片側1車線で追い越しも出来ないような道路をこんな車が大挙して40~50km/hで走るかと思うと世にも恐ろしいです。

世界では、一人乗りの車からは高い通行料を取ったり、料金所に「2人以上乗っているクルマ専用ゲート」を設けたりして交通量の緩和を図る国が多い中、またしても世界の趨勢と逆行しています。

日本国民の預金総額は1,500兆円。「将来が不安だから」と言って貯蓄する割には「じゃあ具体的にどういう不安があって、いくら備えがあると乗り切れるのか?」と聞くとほとんどの人は答えられないそうです。だから日本人は最後まで「来たるべき不安」に備え続け、墓まで持っていく金融財産の平均額が一人当たり3,500万円にもなるそうです。

消費を促して新たな市場を切り開きたければ、こんな付け焼き刃的なクルマなんかではなく、国民の大多数に染み込んでしまっている「なんだかよく分からないけど不安だ」という部分を払しょくするような抜本的な政策を打ち出して欲しいものです。
もしくは、「何が不安かすらわからない大人」がこれ以上増えないよう、若いうちから資産運用について教育していくような制度改革が必要だと思います。